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Episode 0812026年8月16日4ページ

三体のエージェント、連携の悪夢

専門分業の先で、父が受け渡し役になる

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漫画に入りきらなかった話

三つの仕事を同時に進めるため、私は漫画執筆、作業用Webアプリ、メインWebサイトを別々のエージェントへ任せました。物語を組み立てる仕事と、編集用の仕組みを整える仕事、公開するサイトを管理する仕事では、必要な知識も確認する場所も違います。それぞれの専門性を活かせば、一体に全部を任せるより速く進むはずでした。

ところが、最初の受け渡しで漫画の下書きが見つかりません。執筆側は確かにファイルを作り、サイト側も正しい場所を探しています。それでも片方は日付付きの名前で保存し、もう片方はエピソードの連番で探していました。作った物も探す場所も合っているのに、名前の約束が一つ違うだけで、存在しないことになってしまいます。

次は作業用Webアプリの設定を更新しました。こちらでは新しい設定が正しくても、その変更を知らないメインWebサイト側は古い前提で作業を続けます。両方のエージェントが自分に渡された情報へ忠実だからこそ、返ってくる説明は互いに矛盾して見えました。そして同じファイルを行ったり来たり直す役目が私へ戻ってきます。

これは三体に分けたこと自体が間違い、という話ではありません。漫画の構成、Webアプリの挙動、公開サイトの整理には、それぞれ別の専門性があります。問題は担当の境界ではなく、完成物をどこへ置き、どんな名前で呼び、何を変更したかを次の担当へ渡す規則が十分でなかったことでした。

そこで私は、置き場所、ファイル名、変更内容を一つずつ確認できる受け渡しルールを用意します。誰が何を終え、次に誰が受け取るのかも、成果物と一緒に残します。三体はそれぞれの得意な仕事を続けながら、同じ形のトレーと接続部品で成果を渡せるようになりました。人が毎回すべてを直すより、ずれが生まれにくい境界を先に設計する方が、分業の効果を引き出せます。

いつかエージェント同士が互いの作業状態を直接理解し、必要な情報を自動で引き継げるようになるかもしれません。それまでは私が三体の間を滑らかにつなぐ潤滑油です。ようやく仕事が流れ始めた横で、娘たちはつながらない玩具の線路を差し出します。家庭内の接続問題まで、今日も私の担当になりました。

この話のAIクイズ

難しさを選ぶと、ChatGPT APIがこの話に関する3択クイズを作ります。

難しさを選ぶと、OpenAI と KIMI が同時にこの話の3択クイズを作ります。毎回少し違う問題が出ます。

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